三次・庄原地区会
特別養護老人ホームより職員研修会の講演依頼があり講師を務めました。「口腔ケアについて」という内容で、2回シリーズで1回目は歯科医師が「気分すっきりお口のケア」という演題で口腔ケアの重要性、高齢者の口腔内の特徴、口腔機能、口腔機能の向上訓練等を中心とした話をされました。
それを受けて2回目は「口腔ケアの基本と応用」という演題で話をしました。口腔ケアの定義から入り効率的な口腔ケアの進め方について、先ずは口腔内をよく観察し問題点を見つけて、それを解決するためのケアが必要なことを話しました。口腔ケアの基本である歯磨き・義歯清掃・粘膜清拭など基本的な手技を話し、応用として個々に口腔内の状態は違うのでその方にあったケアが必要な事を話し、ケアグッズの紹介をしました。
実際に当該施設で行われている口腔ケアの問題点についても話をしました。総義歯の方や全介助の方は比較的口腔ケアは良好ですが、自立の方や残存歯のある方認知症の方の口腔ケアは問題が多く、不十分なこと又寝たきりの方も増加しており、その方々の多くが開口状態で口腔乾燥がみられることから、保湿ケアの必要性を話しました。最後に口腔ケアの効用を話しました。
緊張しましたが現場のかたの疑問や困っている事を聞いたり資料作りをするにあたり改めて口腔ケアについて考える良い機会になりました。
三次庄原地区会