安芸地区会
令和7年2月16日(日)、広島県歯科医師会館研修室にて、安芸地区会研修会を開催しました。
演題「美と健康を手に入れる最新栄養学」
講師 管理栄養士・認定ONP(オーソモレキュラ-ニュ-トリションプロフェッショナル)杉原智子先生
自らの頭痛、肩こり、体力低下をきっかけに分子栄養学と出会い、体調の改善をされたそうです。あまり馴染みのないオーソモレキュラ-栄養療法(分子栄養学)ですが、オーソは整える、モレキュラ-とは分子という意味であり、オーソモレキュラ-栄養療法は体にある分子(栄養素)を最適な濃度に整えることで、細胞の機能を向上させて病態を改善させる療法です。
血液検査では基準値による結果がでているだけで、たとえ基準値内であっても不調を訴える人はいます。不調を改善していくには一人一人に効果がでる栄養素の量を知り、根本原因を探ることが大切とされます。そして食事を摂り、消化吸収し栄養が上手く使えるようにしていくためには口腔内の環境が大きく関わっていきます。口腔内の病気を栄養療法的な視点で見ていくと改善できる可能性が見えてきます。例えば、舌痛症や口腔乾燥、味覚障害は亜鉛不足から引き起こしやすく、歯肉の出血、知覚過敏は鉄分不足、口内炎はビタミンB群の不足といわれます。人が生きる上で最も身近で大切な食は受講者の方にも興味関心があり、たくさんの質問が寄せられました。講義が終わった後も先生の前には長蛇の列ができるほどでした。
歯科衛生士は歯と口腔という栄養摂取の入り口となる器官を扱うことから、口腔の維持のためのケアと共に、噛むことや食事のアドバイスができることは患者さんに寄り添うサポ-トができることだと感じる研修会となりました。

【令和5年度 安芸地区会 活動報告】
令和6年3月17日(日)、府中公民館にて安芸地区会研修会を開催しました。
演題「障がいのある方へ働く喜びを」
講師 就労継続支援B型事業所 エミリィプラス代表 中満健様
講師の中満さんは、我が子が発達障がい(自閉症)であるため、“障がいがある人に働く場所を作ってあげたい”という思いから、福祉事業を始められました。一般就労に必要な知識や能力を身につける就労継続支援B型事業所では、生活のリズムを整えながら自分のペースで社会復帰していくことを目指すため、一般企業のように売り上げを上げることができません。そのため利用者の時給は253円ほどです。こうした事実を多くの人に知ってもらい、物心両面の支援をしていくことで、障がいのある方へ働く喜びを得られる機会を作りたいと話されていました。今までで講師の中満さんが一番喜びを感じられたことは、利用者さんの“僕にもできることがある”と自信を持ってもらえたことだそうです。
令和6年4月より、合理的な配慮の提供が義務化されます。歯科においても配慮してもらいたいことのアンケ-トを利用者の方にとっていただきましたので、少し紹介します。
・不安なことを言わないようにして欲しい
・無表情や暗い表情だと気になる
・家族だけではなく、本人にも分かりやすく説明してもらうとありがたい
などの声がありました。
この講演を通して、人に寄り添い、人を助けたい、人を救いたい、という気持ちは医療従事者として通じるものがあり、こうした活動を知ってもらうことの大切さを学ぶことで、今後の活動に繋げていこうと思いました。



安芸地区会からのお知らせ
- 2026年1月13日安芸地区会 研修会情報
- 令和7年度 安芸地区会研修会「治療後メインテナンスを考える」開催のご案内
- 2025年1月6日安芸地区会 研修会情報
- 令和6年度 安芸地区会研修会のご案内
- 2019年10月28日安芸地区会 研修会情報
- 安芸地区会研修会のご案内(※研修会場の変更があるため,ご確認ください)
