活動報告
2025年1月22日
研修会報告令和6年度 訪問歯科衛生士のための人材育成研修会 報告
令和6年12月7日(土)と1月22日(日)に広島県歯科医師会館5階・東広島芸術文化ホールくららにて、令和6年広島県地域医療介護総合確保事業 訪問歯科衛生士のための人材育成研修が開催されました。講師に一般社団法人 広島県歯科医師会 介護・福祉医療部副委員長 早乙女裕彦 先生と広島大学大学院医系科学研究科公衆口腔保健学 前原朝子 先生をお迎えしました。
早乙女先生は「歯科衛生士のみなさん、在宅へ出かけてみませんか?~訪問歯科歯科診療専門の歯科医師と「認知症の人への歯科治療ガイドライン」に沿った訪問診療を考えましょう~」というタイトルでご講演いただきました。訪問歯科診療の患者像や在宅医療を受ける患者の動向などについてお話していただきました。また、訪問歯科衛生士へ向けての暖かいメッセージを投げかけてくださいました。
前原先生は「はじめての訪問~歯科衛生士の視点から~」というタイトルでご講演いただきました。先生の経験を踏まえながらお話してくださり、患者さんとの関わり方、訪問時に持参するグッズを紹介してくださり大変参考になりました。
受講者より、「こちらの価値観を押し付けないように、患者さんの気持ちに寄り添って、介入していく事と、他職種の方と連 携をしながら、ひとりの患者さんをみていく事の大切さを改めて学びました。」「本日の研修会を通して訪問歯科の実情について知ることができました。歯科衛生士は口腔内を見るだけでなく、 患者さんの介護度、生活背景、介護者の方の口腔ケアへの知識や意識のレベルなど幅広い視点をもって接することが必要だと感じました。」といった貴重なご意見をいただきました。