活動報告

2019年3月13日

研修会報告第34回研究発表会研修会報告書

平成31年2月24日(日) 竹屋公民館において,第34回広島県歯科衛生士会研究発表会及びセミナーが開催されました。
今年度の研究発表者は二名で,一題目は,西野歯科医院勤務の隅田まさこさん(廿日市地区会)が「歯科衛生士業務記録を活用した患者支援の報告」として,口演されました。歯周治療を担当制で行うことで,一人の患者の口腔管理の状態を複数の歯科衛生士が把握でき,みんなで支援できるメリットがあることについて話されました。二題目は,三好早苗さん(呉・竹原地区会)が「平成30年7月豪雨における地域保健活動」について口演されました。避難所に避難された方だけでなく,被災地域住民を対象にして口腔衛生管理の啓発をされたことについてお話しされました。参加者からは,「担当制が多い中で,ローテーション制はスタッフ全員が共感できてとても良い制度だと思いました」「小学校への災害時の指導の活動や,在宅にも被難者が多い時の対応も必要だと感じました」「災害における保健活動もケーブルテレビ放送は即効性もあり素晴らしいと感じました」などの感想をいただきました。口演終了後も,活発な意見交換ができ,とても充実した研究発表会でした。

続いて,広島県歯科衛生士会理事の藤原千尋さんが,日本歯科衛生士会復職支援指導者研修会に参加されて,歯科衛生士の新人教育の在り方や,コミュニケーション能力,新人を教育する立場の体制など多くの学びを得られた研修会であったと報告されました。
セミナーでは,医療法人社団 うすい会 広島市口田地域包括支援センター センター長の本廣 緑先生に「地域包括ケアシステムで活躍できる歯科衛生士になるために」というタイトルで,ご講演いただきました。患者背景を考慮して,今後を見据えた口腔管理をしていくことが重要であることを学びました。参加者からは,「今日のセミナーはわかりやすくて良かった。歯科衛生士として住み慣れた地域で自分ができることを目標としていきたいと思います」という感想をいただきました。

来年度の研修会も多方面から講師の先生をお招きする予定です。皆様の参加をお待ちしていますので,宜しくお願いいたします。

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