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2025年7月5日

厚生労働省より「歯科衛生士による浸潤麻酔の実施に向けた研修プログラム(例)令和7年度版」についてのお知らせ

 歯科医師の指示のもとで歯科衛生士が浸潤麻酔を行う場合の安全性確保のため、厚生労働省より、「歯科衛生士による浸潤麻酔の実施に向けた研修プログラム(例)令和7年度版」が示されましたので、お知らせいたします。


1. 目的・対象行為

 本研修は、歯科衛生士が歯科医師の指示の下で、歯肉縁上・縁下の歯石除去やルートプレーニング時の疼痛除去を目的とした浸潤麻酔を安全に行うために、必要な知識・技術を修得することを目的とする。

2. 研修対象者
 浸潤麻酔を行う歯科衛生士、指示を行う歯科医師(倫理・法規制に関する講義の受講推奨)

3. 研修構成
 BLS講習受講、事前テスト、講義(eラーニング570分+対面講義270分)、実習(270分)、確認テスト・筆記試験、修了証の発行

4. 指導体制
 責任者:歯科麻酔・口腔外科の専門医
 インストラクター:歯周病専門医+麻酔/口腔外科/有病者歯科の専門医

5. 研修内容(概要)
・法的責任、患者対応
・心電図・全身状態の理解
・麻酔薬の薬理と使用法
・解剖学、バイタルサイン評価
・浸潤麻酔法と偶発症対応
・実習での注射技術・急変対応の習得

6. 評価と修了
各項目に対する実技評価とフィードバック、筆記試験により知識・技能の確認、修了証を発行

7. 留意事項
本研修は、歯科衛生士による浸潤麻酔の実施を積極的に推奨するものではなく、歯科医師は実施の可否を慎重に判断し、歯科衛生士も継続的な研鑽が求められる。


※研修内容等の詳細は、添付資料をご確認ください。

「歯科衛生士による浸潤麻酔の実施に向けた研修プログラム(例)令和7年度版」

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