活動報告

2018年11月27日

研修会報告平成30年度 介護予防口腔機能向上研修会報告書

平成30年11月11日(日) 広島県歯科医師会館5階(501.502)において介護予防口腔機能向上研修会を開催しました。講師に医療法人社団 敬崇会 猪原歯科・リハビリテーション科 副院長 猪原 健先生をお迎えし「歯科衛生士がイニシアティブをとって進める歯科訪問診療 ~みんなで支える医療を実現するために」というタイトルでご講演をいただきました。

先ず,地域包括ケアシステムについて,一般的な考え方と,医療側から見た考えについてのお話があり,「ときどき入院,ほぼ在宅」を目指していることを知りました。さらに,ときどき入院の患者の特長や,ほぼ在宅が実現しない理由とその解決策を学びました。また退院前カンファレンスでは,在宅での継続支援として,肺炎予防・経口摂取の維持・栄養の確保があげられ,歯科衛生士も専門的な立場から支援者として参加できることがわかりました。 最後に医科歯科地域連携のコツを具体的に挙げていただき,診療情報提供書・報告書が大切なことを理解することができました。

参加者からは,「歯科はシームレスで関われる所が改めて認識でき、さらにやりがいを感じることができました」「他職種とのチームワークを大切にして自分自身もさらに知識を増やして口腔ケア方法や栄養についてお話していけるようになりたいなと感じました」「今後の歯科衛生士の役割はとても幅広く重要になっていくことがよくわかりました」などたくさんの感想をいただきました。

歯科衛生士が活躍する場は,診療所・病院・介護施設・在宅など様々ですが,それぞれの立場から地域医療を支えていくことができるという認識を高めることができた有意義な研修会となりました。

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