活動報告

2022年7月1日

研修会報告令和4年度 医療技術者研修会報告書

令和4年度 医療技術者研修会報告



令和4年6月26日(日)に広島県歯科医師会館にて、令和4年度医療技術者研修会を開催しました。講師にくりはら歯科医院 院長 栗原 幹直先生をお迎えし、「歯周病と糖尿病は密に関わる―医科歯科連携の重要性―」というタイトルでご講演いただきました。
 ご講演では歯周病と全身への関連、歯周病治療の糖尿病への効果、歯周病の新分類、歯周炎評価指標(PISA)についてお話していただきました。歯周基本治療がいかに重要かを再確認でき、歯周外科治療の症例を見れたのは大変参考になりました。また、歯周治療を行うとHbA1c、TNF-a、高感度CRPが低下するという具体的な内容を理解することができました。
 受講者より、「歯周菌と糖尿病等全身疾患との関係を、原点から学ぶ事ができ、大変有意義な研修会となりました。」「糖尿病と歯周病の関係性と歯周治療の効果や具体的な症例までわかりやすくご講演でより詳しく理解を深める事ができました。先生のおっしゃるように歯科衛生士の力は非常に重要なだと思うので専門的に熟練した歯科衛生士を目指すべく研鑽を積んでいきたいと思います。」「病院に勤務しているので、医科歯科連携の重要性を痛感しています。PISAがもっと浸透して、様々な現場で取り入れられる事を期待します。」といった貴重なご意見をいただきました。
 栗原先生の歯周治療の成否は歯科衛生士が鍵を握っているというお言葉が大変印象に残っており、これからも技術と知識の向上に努めていこうと改めて思いました。


理事 奥河知恵

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