活動報告

2022年3月4日

研修会報告令和3年度 広島県地域医療介護総合確保事業 訪問歯科衛生士のための基礎研修会1報告

 【令和3年度 広島県地域医療介護総合確保事業 訪問歯科衛生士のための基礎研修会1報告】


 令和4年1月23日(日)にWEB開催(オンデマンド配信:1月26日~2月2日)にて、令和3年度 広島県地域医療介護総合確保事業 訪問歯科衛生士のための基礎研修会1が開催されました。講師に独立行政法人東京健康長寿医療センター 自立促進と精神保健研究チーム 専門副部長 小原 由紀先生をお迎えし、「歯科衛生士が知っておきたいフレイル・オーラルフレイルの基礎知識」というタイトルでご講演いただきました。

 ご講演ではフレイルとオーラルフレイルについて、概念や評価方法、口腔機能の評価のポイント、歯科衛生士としての関わりについてご講義頂きました。また、歯科衛生士の歯科保健指導が口腔機能、認知機能の低下予防に繋がる研究結果や国際生活機能分類(ICF)を用いた情報の管理方法などをご講義してくださり、オーラルフレイルについてさらに深い知識を得られる内容でした。
受講者より、「口腔機能検査を行う際、患者さんへの説明と理解が難しいケースがあり、先生のお話の中で紹介されていた、視覚的な資料を用いる方法を知り、明日からぜひ実践してみたいと思いました。」「食べることを支える歯科衛生士になりたいと思える研修会でした。」「フレイルやオーラルフレイルに対して歯科衛生士がどう対応すべきか、具体的な内容でとてもよく理解できました。」といった貴重なご意見をいただきました。
超高齢化社会を迎えた日本では、今後フレイル・オーラルフレイルへの対応が必要不可欠であり、歯科衛生士の力が求められていることが分かる、大変有意義な研修会でした。
理事 奥河知恵

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