活動報告

2019年7月6日

研修会報告令和元年度 第1回医療技術者研修会報告

 令和元年6月23日(日) 広島県歯科医師会館5階(501.502)において,第1回医療技術者研修会が開催されました。講師に広島市こども未来局 こども・家庭支援課母子保健係 歯科衛生士 石井のり子先生をお迎えし,「歯科保健分野における歯科保健指導のポイント ~広島市における母子保健・子育て支援について~」と題してご講演いただきました。


講演では,まず広島市の概況として面積や人口、全国から見た広島市、広島市の8区の比較など広島市以外の参加者にもわかりやすく説明いただきました。次に広島市の母子保健・子育て支援の取組として、年間約一万人が出生しているが、年々減っていること、支援は母子健康手帳交付からはじまり、妊娠中・乳児期・幼児期へと続くこと、どのような場所で、どのような支援を受けられるのかを示していただきました。さらに広島市の歯科保健の現状として、う蝕有病者の年次推移や12歳児に一人平均う歯数の年次推移、節目年齢歯科健診における歯周病の状況、「8020」いい歯の表彰受賞者数の推移などのデーターをご提示いただきました。最後に歯科保健指導のポイントとして、よく相談される内容をステージごとに具体例を挙げていただき、それに対する指導で注意すべきこと、患者にどのように感じてもらえばよいのか、歯科衛生士としての姿勢などを学ぶことができました。
参加者からは,「広島市の状況がよくわかりました」「指導のポイントが勉強になりました」「相手の状況を考えて今後も頑張っていこうという気持ちになりました」「日々の臨床に活かしていこうと思いました」「これまでの指導を見直して患者さんに対応したいと思いました」などの感想がありました。
歯科保健分野において、歯科衛生士が現状を理解して指導することが大切だという認識を高めることができた有意義な研修会となりました。




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