活動報告
2019年6月11日
研修会報告令和元年度 第１回介護予防口腔機能向上研修会
令和元年5月26日(日) 広島県歯科医師会館５階（501.502）において，第1回介護予防口腔機能向上研修会が開催されました。講師に日本赤十字広島看護大学名誉教授 迫田綾子先生をお迎えし「誤嚥を予防するポジショニング」と題してご講演いただきました。講演では，まずポジショニングの基本知識として誤嚥性肺炎に対する対応，摂食嚥下障害のある人への援助，ポジショニングの進め方などを教えていただきました。その後は実際にベッド上や車イスでの姿勢について，３名がひとつのグループになり相互に演習を実践しました。参加者からは，「演習時間が長く，たくさんの体験ができた」「患者役になることで，実際のポジショニングを体験できて，とても勉強になった」「演習の時は，先生に直接質問ができて良かった」「実際の現場で役立つ演習ばかりでよかった」「患者さんがどんな気持ちなのか，どうすれば楽になるのかを，考えながら実行しようと思った」などの実習に関しての感想がとても多くありました。
今回，実際にベッドや車いすを使用しての演習は，時間をかけて患者役，介助者役になることができました。また同じようにポジショニングを整えても，先生がされるのと，受講者がするのとでは大きく差があることがわかりました。自己流ではいけないこと，相互に演習をしながら，技術を高めていかなければならないことがよくわかりました。ポジショニングは歯科衛生士にとって必要な知識であり技術であると感じることができるとても有意義な研修会でした。
