TOP » インフォメーション

インフォメーション

2017年9月22日

研修会報告

地域歯科保健研修会

平成29年9月3日(日)にエソール広島多目的ホールにて地域歯科保健研修会が開催されました。
講師に広島大学大学院医歯薬保健学研究院歯周病態学研究室教授栗原英見先生をお迎えし、「歯周病の全身への影響 ―感染、炎症の広がりとその捉え方―」というタイトルで、ご講演いただきました。

まず、歯周炎が心臓疾患障害やNASH(非アルコール性脂肪肝炎)、肥満、糖尿病等の全身疾患にどのように影響しているのかを丁寧に説明していただきました。歯周病に関連する主な菌であるPg菌が様々な全身疾患への感染が観察されているということから、歯周治療後もPg菌に対して血清抗体価が高い人は他の全身的な疾患を有していることが予測できる指標の一つであるということを学びました。

また、講演の中において60歳以上で歯周病に罹患している患者は、罹患していない患者と比較して医科医療費の差が大きいことをお話いただいたことがとても印象に残り、中年層における歯周治療がいかに健康寿命の延伸に重要であるかを改めて知ることができました。

受講生からは、「歯周病と全身疾患について詳しくどのように関わっているか知らなかったので、学びになった。特に研究データを示しながらの説明であったため、新たな発見が多かった」「NASHもp,g菌が関連していることなど、医院の問診ではチェックしてもらう項目もないので、取り入れたり、歯周病の患者さんには口頭でも聞いていきたいです」といった感想を頂き、口腔と全身の健康の関連を詳しく学ぶことができ、良好な歯周状態を保つための歯科衛生士としての使命と、医科歯科連携の重要性を改めて感じることができました。

今回の研修会は、患者の健康寿命やQOLに貢献できる歯科衛生士でありたいと再認識するよい機会となりました。

公衆衛生部 部員 徳井 文

» インフォメーション一覧へ戻る

ページの先頭へ